1. はじめに
調べた限りでは、日本語のウェブサイトの情報は全部またはその一部が古くて、自分の欲しい情報に行き着くことができませんでした。以下は、私が実際どのようなことを行ったかについての、2024年7月上旬時点の個人的な体験の記録です。最終目的地はペルーのリマでした。
2. 心配していたこと
事前に迷っていたのは、次の2点です。
(1) 預け荷物を一旦引き取った方がよいのではないか?
外務省のウェブサイトによれば、盗難防止の観点から、乗り継ぎ時には一旦荷物を引き取り、航空会社のカウンターで再度預け入れることが推奨されていました。
(2) 以下のウェブサイトの記述は、日をまたいだ乗り継ぎの場合にも適用されるのか?
「同日乗り継ぎの場合」と書かれているので、私のような同日乗り継ぎでない場合については適用がないようにも見えます。面倒くさかったので、英語のウェブサイトは確認していません。
3. 往路の乗り継ぎ
アエロメヒコ57便では、メキシコシティでの荷物のピックアップが不要で、リマまでスルーでした。事前にそのような話は聞いており、チェックインカウンターのスタッフの方からもそのような説明を受けました。
4. 復路の乗り継ぎ
(1) 成田までのクレームタグ
アエロメヒコ19便では、クレームタグは成田までのものが発行されていましたが、メキシコシティでの荷物の引取りが必要でした。メキシコシティを最終目的地とする荷物との区別のためなのか、緑色のタグ、そして連絡先カード(リマのチェックインカウンターで、氏名と連絡先を書きました)をスーツケースにくくりつけました。
(2) 入国審査
メキシコシティに到着した私は、ぼんやりと人の流れに沿って、そしてforeginersという看板だけを見て歩いていました。長い行列の最後尾に並び、そして列を抜け出せない段階になってはじめて、日本といくつかの国のパスポート保有者向けの自動化ゲートがあることに気が付きました*1。自動化ゲートは建物を入ってすぐ左にあり、常に空いていました。foreignersの看板は、建物に入ってそのまま直進するように乗客を促します。入国審査では、最終目的地はどこか、なぜメキシコシティに来たのかといった、簡単な情報を英語で聞かれました。
(3) 荷物の引き取り
入国審査を通過した後、ターンテーブルで荷物を引き取ります。ターンテーブルに行く途中に、Transfer Deskがあるので、不明な点はそこで確認してもよいかもしれません。引き取った後は、手荷物と預け荷物についてX線検査を受けます。
検査後すぐ右手に乗り継ぎ用の荷物の再預け入れのコーナーがあります。ボーディングパスなどを見せる必要があるのではと思い準備していたのですが、係員に荷物を渡すと、何の確認もせずににそのままベルトコンベアに乗せていました。緑色のタグだけを見ていたのではと思います。
復路は半日以上の乗り継ぎ時間があったので、メキシコシティの観光をしました。そのため、再預け入れのコーナーで荷物を預けるか、それとも引き取ったうえで空港内のロッカーを探して保管し、チェックイン時間にアエロメヒコのカウンターで預け入れるかの選択肢がありました。大使館からの注意喚起を見て一抹の不安を感じてはいたものの、ロッカーを探す時間そして両替の面倒くささが勝ち、そのまま再預け入れをしました。
(4) 荷物との再会
紛失や盗難もなく、無事に成田で再会することができました。ただし、スーツケースとベルトが相当汚れていたので、預け入れてから一体何があったのか気になります。
*1:頭上にある2つの大きなディスプレイで繰り返し案内がされていました。