怪我のため、ここ1週間ほど大人しくしている。
「どうもこうもしようがないから自然に治るのを待ってください」と
言われているが、これが意外と長いし、なかなか良くもならない。
ちょっと前までは、理想の自分像がとんでもなく高いところにあって、
そのギャップに悩んでいたのだけれど、最近は「なりたい自分」という
ものを全然意識してなくて、何ていうか、その日暮らしみたいになっている。
ということに、さっき気が付いた。
「なりたい自分」になる努力をしていないなと。
それはたとえば、英語の勉強をちまちま続けたり、修士論文を書いたりとか、
そういう日常的なものであって、別に壮大な目標とかではない。
これまた少し前には、なりたい自分ではなくて「こうならなきゃ(ここに居ては)
いけない(し居られない)」みたいなことに追い立てられて、何だか悲壮感が漂っていた。
そう思うと、いまは等身大というか、ちょっと背伸びしたところに
目標を置けるようになってきた。ちょっとした成長。
でも、今やっているのは、ほんと、その日暮らしとしか言いようがない。
もっとうまくなりたいものがあるし、もっと淡々と捌けるように
なりたいものが沢山ある。
日常の些事にとらわれて、小さな自己顕示欲にとらわれて、
日々をずいぶんと無駄にしてきたらしい。